ⓝSuphx打ち筋考察2
前回に引き続き、ⓝSuphxの牌譜の気になった打牌を見ていく。
持ち点に余裕がある東2局の親番。
すでにブロックが揃っているので役牌を重ねるためドラ受けの孤立9mを離す。
個人的には、打点上昇要素(遠いホンイツやドラ受け)を残す打2pまたはドラ受け残しの様子見打発でも悪くないと思った。
そもそも打点がなく形も悪いので結局降りることにはなりそう。
6ブロックに構えての6m切り。巡目がもう少し深くなると赤切りの5ブロックにすると予想。
ⓝSuphxはこういった先切りを結構やってくる。いわゆる量産型デジタルとは一線を画す打ち方でなおかつ非効率的というわけでもないから相手にするとかなり厄介だ。
6mチーのあと4m切り。これも赤牌を考慮しての手組みだ。
萬子部分を処理しあえて索子を後から手出しすることでドラ周辺の待ちに見せかける意図もあるのだろう。
全体として赤牌や数牌のドラといった確定1翻の浮き牌をかなり大事に扱うようだ。
牌譜(http://tenhou.net/0/?log=2019070710gm-0029-0000-22228c8f)